名ゼリフの中に、「人生色々」 by 島倉千代子
と、言う言葉(歌)があるのは、あまりにも有名。
外国で暮らすって、カッコイイけど、やっぱ大変。私も色んな所で色んな女性を見てはインタビューしてきたけど、何かを抱えている女性たちの方が圧倒的に多く、そのほとんどが、なぜだかとても輝いて見えた。
でも、これが自分で選んだ道じゃあ、しょうがない。もう、「やる」しか他に方法なし。
若かりし頃、夢をたくさんもって出かけたニューヨーク。
あの頃の私には、そこにある全てがcoolで新鮮。
でも、やっぱりいた、そこにも訳ありな女性たちが。
事務所スタッフに連れられ、とある町の一角にある日系バーへ。
私は笑顔でビールにカラオケ。それを盛り上げる、お店のニューヨーク在住日本人女性たち。
トイレに立つと、ある一人の女性に話かけられた。「歌、うまいですね、いいな、幸せそうで~。」
私は当時、付き合っていた男性ともめていたし、曲が書けないイライラと、重なる疲労で全然幸せオーラなんて出てなかったと思うけど、彼女には、私が幸せそうにそう見えたんかな?
私は、初めてのニューヨークに興奮していた時だったので、彼女の言葉に対し、「ニューヨークに住んでるなんて羨ましいですよ!」
みたいな事を言ったような気がする。
彼女は言った。「みんな訳ありですよ、少なくとも、ここで働いてる子たちは。」
私は、何の言葉もかけられなかった。苦笑も、疑問もなかった。彼女の顔はあまりにも真剣で、サイズの合わないドレスを着ていた事にも気が付いた。
ただ、『あ、そうなんだ』って、心で思ってた。
ロンドン滞在中も、ボストン行った時も、同じような人たちがいる事を、友人から聞いたっけな。
そんな女性たちの前で歌った事もあったよ。ドリカムとかMISIAとか、リクエストの演歌まで。みんな泣いてたよ。なぜかもらって私も泣いたよ。
でも、みんな強いんだよ、外国で暮らす女性たちは。
なんか知んないけど、エネルキーがすご過ぎる。潜り抜けてるだけあるよ、この人たち。外見も、行動も、精神も。
おまけに乱暴な言葉遣いもお手の物!(ホント、怖いから!特にニューヨーク方面は)
きっと、この人たちに、私は勇気をたくさんもらったんだ。いつか、自分が海外で暮らし、何かあったら、この事を思い出して元気になるために!また、誰かのために歌える様にって。
みんな、今どこにいるんだろ?
いつかどこかでまた、彼女たちに歌を届けられるチャンスがあるといいな。みんなにもらった経験を、私は歌にして還したい。
そして私もまた、外国で暮らす女性の一人として、その洗礼を受けるのだ。
みんな、幸せになろう。




